リスタート。

秋晴れの仙台。

朝のすがすがしい空気を吸いながら、ひさしぶりに歩いて職場に行く。

コーヒーを入れ、メールをチェックし、そして、ホントになにげなしに論文を書きはじめる。件のモンペリエはラ・ペルゴラ団地に関する論文である。久しぶりのフランス語作文なので、なかなか進まず、会議の合間を縫った200ワード強にとどまったが、「帰ってきた、リスタートした」という気分がしてくる。ワクワクしてくる。

やっぱりいいなあ、ホームグラウンドって。

やっぱりいいなあ、アウトプットって。

もちろん、いいことばかりじゃない。これからは「明日も書きつづけられるんだろうか」という強迫観念に付きまとわれる毎日となるだろう。「どこかでストーリーがぷつんと切れてしまうんじゃないか、頭の中になにも浮かばなくなるんじゃないか」という不安と二人三脚の日々が続くだろう。

とにかく、どうにかゴールにたどり着きたいものだ。それも、できれば今年度中に。来年度は、研究以外のタスクがさらに増えて忙しくなりそうなのだよ(自社比)、ワトソン君。

 

 

なお、今年前半をつぶして執筆した『フランス現代史』(岩波書店岩波新書)は、今週校了、12月20日発売の予定。どうにか2018年のうちに刊行することができそうで、ほっとしている。

ついでにPRだが、『中央公論』12月号に「強い指導者の歴史学 社会史 生活に浸透する<小文字の政治>の視点」なる小文を載せてもらった。4ページしかないホントの小文だが、「ポピュリストは民主的だ」とか「ポピュリズムは弱い指導者の政治形態だ」とか「要するに国民が弱いからダメなんだ」とか、書きたい放題に書かせてもらって楽しかった。政治学には門外漢のくせに、自分。