帰国、迫る。

あっというまに2週間がすぎ、明日のフライトで帰国である。ちなみに明日は土曜日、土曜日ということは「黄色いベスト(ジレ・ジョーヌ)の日」、当地ニームの近くにあるアヴィニョンでは盛大なデモが予定されているらしく、ニーム駅には「明日、アヴィニョン行きの電車とバスはすべて運休する」という掲示が出ていた。頑張るなあ、ジレ・ジョーヌ……じゃなくてマクロン。そろそろ妥協しないと、すでに定着しつつある「金持ちの大統領」というレッテルが剥がせなくなると思うぞ、きみ。

今回は、昨夏に続き、ニーム市文書館で、同市三大団地(シュマン・バ・ダヴィニョン[CBA]、マス・ド・マング、都市化優先地域[ZUP])に関する資料を資料請求番号順に開けつづけた。存在しない(=インベントリーが作られたのちに廃棄された)ことが確認できたものも含め、210箱強を開け、11000枚弱の資料を撮影できた。すごいぞ、自分……ではなくて、これもすべて、全面的に協力してくれた職員のジョルダヌのおかげである。

彼女にはホントに助けられた。なにしろ請求番号が飛ぶので書庫中を捜しまわらなければならないし、書庫が小さいので2か所(先に一か所と書いたが、その後増えたらしい)に設置されている外部書庫(すごく遠い)にあるか否かまで調べなければならない。館長のヴァゼイユさんは「無料でダイエットできたじゃないか」などとのんきなことを言っていた(ちなみに彼女はじつにスリムである)が、文書館職員のしごとは体力勝負なのである。今回はチョコを1回差入れただけだが、次回(いつのことか……)は2回にしよう。

そのあいだを縫って、CBAにも行ってみた。やはり現地を踏んでみないとわからないものがある、という気がするからである。夕方に散策したCBAは、団地の改修もそれなりに進み、また周辺部には新しい集合住宅が建てられ、「そうでもないじゃん」という気がしたが、あとでヴァゼイユさんに話したら「マジか?」という顔をされた。実際にはいろいろあるのだろう。ちなみに、ニームの大本命にして天王山はZUPであるが、こちらにはまだ足を踏み入れる自信がない小心者の日本人である。

さて、帰国したら会議の嵐の日々が待っている、らしい。とりあえず半年はまったく勉強できそうもないな、うん。